九州産業高校 英語長文問題演習 必修編 3限目
九州産業高校 英語長文問題演習 必修編 3限目
詳細解説です。
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参考までにご確認下さい。
また、上記に当てはまる学生の皆さんは、こちらを参考にしながら、効果的な勉強を進めて下さい。特に、学校の進度についていけなくなったけど、なんとか取り返したい人にぴったりです。
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### 文1
**The Tangu, who live in a remote part of New Guinea, play a game called *tatekak*, which in many ways resembles (1a) bowling.**
#### 訳
ニューギニアの遠隔地に住むタンガ族は、*タテカク*と呼ばれるゲームを行いますが、このゲームは多くの点でボウリングに似ています。
#### 文法事項
- **The Tangu, who live in a remote part of New Guinea**:
- **The Tangu**(タンガ族)は主語です。
- **who live** は関係代名詞 **who** を使った関係節で、「~に住む」とタンガ族を説明しています。
- **in a remote part of New Guinea** で「ニューギニアの遠隔地に」という意味になります。**remote** は「遠隔の」、**part** は「地域」という意味です。
- **play a game called *tatekak***:
- **play** は動詞で、「~をする、遊ぶ」という意味です。ここでは「ゲームを行う」と訳します。
- **a game called *tatekak*** の **called** は過去分詞で「~と呼ばれる」となり、「*タテカク*と呼ばれるゲーム」となります。
- **which in many ways resembles bowling**:
- **which** は関係代名詞で「そのゲームは~」とゲームを説明します。
- **in many ways** は「多くの点で」という意味の副詞句です。
- **resembles** は動詞で「~に似ている」という意味です。「ボウリングに似ている」となります。
#### 単語解説と発音
- **remote**(リモート):遠く離れた
- **part**(パート):地域、部分
- **resemble**(リゼンブル):似ている
- **game**(ゲイム):ゲーム、遊び
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この文では、ニューギニアの遠隔地に住むタンガ族が行っている「タテカク」というゲームが、ボウリングに似ていることが説明されています。関係代名詞 **who** と **which** が重要な文法ポイントです。
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### 文2
**The game is played with a ball that has been made (1b) from a dried fruit and with two groups of coconut *stakes* that are driven into the ground (more or less like bowling pins).**
#### 訳
そのゲームは、乾燥した果物から作られたボールと、地面に打ち込まれた2組のココナッツの*杭*を使って行われます(それは多かれ少なかれボウリングのピンのようなものです)。
#### 文法事項
- **The game is played**:
- **The game**(そのゲーム)は主語です。
- **is played** は受動態(be動詞 + 過去分詞)で、「プレイされる」という意味になります。
- **with a ball that has been made (1b) from a dried fruit**:
- **with** は「~を使って」という意味の前置詞です。
- **a ball**(ボール)は名詞です。
- **that has been made** は関係代名詞 **that** を使った関係節で、**has been made** は現在完了の受動態です。「作られた」という意味です。
- **from a dried fruit** は「乾燥した果物から」という意味で、**dried** は「乾燥した」、**fruit** は「果物」です。
- **and with two groups of coconut *stakes***:
- **and** は接続詞で、「そして」を意味します。
- **two groups**(2組)は名詞句で、「2つのグループ」という意味です。
- **of coconut *stakes*** は「ココナッツの杭」の意味で、**stakes** は「杭」という意味の名詞です。
- **that are driven into the ground**:
- **that** は関係代名詞で、「それらは地面に打ち込まれた」となります。
- **are driven** は受動態で、「打ち込まれる」という意味です。**drive** の過去分詞 **driven** が使われています。
- **(more or less like bowling pins)**:
- **more or less** は「多かれ少なかれ」という意味の副詞句です。
- **like** は前置詞で「~のように」という意味です。
- **bowling pins**(ボウリングのピン)は名詞です。
#### 単語解説と発音
- **played**(プレイド):プレイされた
- **dried**(ドライド):乾燥した
- **fruit**(フルート):果物
- **stake**(ステイク):杭、棒
- **driven**(ドリヴン):打ち込まれた
- **ground**(グラウンド):地面
- **more or less**(モア オア レス):多かれ少なかれ
- **like**(ライク):~のように
- **pin**(ピン):ピン
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この文では、ゲームに使用されるボールや杭の素材と、それらがどのように設置されているかが説明されています。受動態や関係代名詞 **that** を使用して、ボールがどのように作られ、杭がどのように設置されているかが詳しく述べられています。
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### 文3
**The players divide into two teams.**
#### 訳
プレイヤーたちは2つのチームに分かれます。
#### 文法事項
- **The players**:
- **The players**(プレイヤーたち)は主語です。「プレイヤー」は「ゲームをする人たち」を指します。
- **divide into**:
- **divide** は動詞で「分ける」「分割する」という意味です。
- **into** は前置詞で「~に入る、~に分かれる」という意味です。**divide into** で「~に分かれる」という意味の熟語表現になります。
- **two teams**:
- **two**(トゥー):数詞で「2つの」という意味です。
- **teams**(ティームズ):名詞で「チーム」の複数形です。
#### 単語解説と発音
- **divide**(ディバイド):分ける、分割する
- **into**(イントゥ):~に入る、~に分かれる
- **team**(ティーム):チーム
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この文は非常にシンプルで、プレイヤーたちがゲームの開始時に2つのチームに分かれるという状況を説明しています。**divide into** という熟語が使われており、「分かれる」という意味になります。
この文で特別な文法構造はないので、主語(The players)と動詞(divide)、そして補語(into two teams)という基本的な文の構造を理解することが重要です。
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### 文4
**Members of the first team (1c) take turns throwing the ball into the set of stakes; every stake the ball hits is removed.**
#### 訳
最初のチームのメンバーは、順番にボールを一連の杭に向かって投げます。ボールが当たったすべての杭は取り除かれます。
#### 文法事項
- **Members of the first team**:
- **Members**(メンバー)は主語で、「チームの一員」という意味です。
- **of the first team** は「最初のチームの」という意味で、**Members** を修飾しています。
- **take turns**:
- **take turns** は熟語で、「順番に~する」という意味です。
- **throwing the ball into the set of stakes**:
- **throwing** は動名詞で、「投げること」を意味します。
- **the ball** は目的語で、「そのボール」という意味です。
- **into the set of stakes** は前置詞句で、「一連の杭に向かって」という意味です。
- **every stake the ball hits is removed**:
- **every stake** は主語で、「すべての杭」という意味です。
- **the ball hits** は関係代名詞節で、「ボールが当たる杭」を説明しています。
- **is removed** は受動態で、「取り除かれる」という意味になります。
#### 単語解説と発音
- **member**(メンバー):メンバー、構成員
- **first**(ファースト):最初の
- **take turns**(テイク ターンズ):順番に~する
- **throw**(スロー):投げる
- **stake**(ステイク):杭、棒
- **remove**(リムーブ):取り除く
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この文では、最初のチームのメンバーが、順番にボールを杭に向かって投げる様子と、その後にボールが当たった杭が取り除かれることが説明されています。ここでの重要なポイントは **take turns** という熟語の使用と、受動態 **is removed** の理解です。
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### 文5
**Then the second team steps up to the line and tosses the ball into their set of stakes.**
#### 訳
次に、2番目のチームがラインに進み、ボールを自分たちの杭に向かって投げます。
#### 文法事項
- **Then**:
- **Then**(ゼン)は副詞で、「次に」「それから」という意味です。文頭に置かれ、動作が次に続くことを示します。
- **the second team**:
- **the second team**(ザ セカンド ティーム)は主語で、「2番目のチーム」という意味です。
- **second** は「2番目の」という意味の形容詞で、**team** を修飾しています。
- **steps up to the line**:
- **step up**(ステップ アップ)は動詞句で、「前に進む」「ラインに進む」という意味です。
- **to the line**(トゥ ザ ライン)は前置詞句で、「ラインに向かって」という意味です。
- **and tosses the ball into their set of stakes**:
- **and**(アンド)は接続詞で、「そして」を意味します。
- **tosses**(トスィズ)は動詞で「投げる」という意味です。**throw** より軽く投げるニュアンスを持ちます。
- **the ball**(ザ ボール)は目的語で、「ボール」という意味です。
- **into their set of stakes**(イントゥ ゼア セット オブ ステイクス)は前置詞句で、「自分たちの杭に向かって」という意味です。
#### 単語解説と発音
- **then**(ゼン):次に、それから
- **second**(セカンド):2番目の
- **step up**(ステップ アップ):前に進む
- **line**(ライン):ライン、線
- **toss**(トス):投げる
- **set**(セット):セット、配置
- **stake**(ステイク):杭、棒
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この文では、2番目のチームがラインに進み、ボールを自分たちの杭に向かって投げる動作が描かれています。文法的には、**step up to**(~に進む)や **toss**(投げる)といった動詞句が重要です。
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### 文6
**The object of the game, surprisingly, is not to knock over as many stakes as possible.**
#### 訳
驚くべきことに、このゲームの目的は、できるだけ多くの杭を倒すことではありません。
#### 文法事項
- **The object of the game**:
- **The object**(ザ オブジェクト)は「目的」という意味です。ここでは「ゲームの目的」を指します。
- **of the game**(オブ ザ ゲイム)は前置詞句で、「ゲームの」という意味で、**object** を修飾しています。
- **surprisingly**:
- **surprisingly**(サプライズィングリー)は副詞で、「驚くべきことに」という意味です。この副詞は文全体を修飾して、「意外にも」といったニュアンスを持たせています。
- **is not to knock over as many stakes as possible**:
- **is not**(イズ ノット)は否定文を作り、「~ではない」という意味を持ちます。
- **to knock over**(トゥ ノック オーバー)は不定詞で「~を倒すこと」という意味です。
- **as many stakes as possible**(アズ メニー ステイクス アズ ポッシブル)は比較表現で、「可能な限り多くの杭」という意味になります。
#### 単語解説と発音
- **object**(オブジェクト):目的
- **surprisingly**(サプライズィングリー):驚くべきことに
- **knock over**(ノック オーバー):倒す
- **stake**(ステイク):杭、棒
- **possible**(ポッシブル):可能な
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この文では、ゲームの目的が意外なものであることが述べられています。文法的には、副詞 **surprisingly** が文全体に対する驚きを表しており、否定形 **is not** によって「多くの杭を倒すことではない」という意味を強調しています。
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### 文7
**Rather, the game continues until both teams have removed the same number of stakes.**
#### 訳
むしろ、ゲームは両チームが同じ数の杭を取り除くまで続きます。
#### 文法事項
- **Rather**:
- **Rather**(ラザー)は副詞で、「むしろ」という意味があります。ここでは前文の内容を否定し、代わりに何が正しいのかを説明する役割を持っています。
- **the game continues**:
- **the game**(ザ ゲイム)は主語で、「そのゲーム」を意味します。
- **continues**(コンティニューズ)は動詞で、「続く」という意味です。
- **until both teams have removed the same number of stakes**:
- **until**(アンティル)は接続詞で、「~まで」という意味です。ここでは「ゲームが続く時間」を示しています。
- **both teams**(ボウス ティームズ)は「両方のチーム」を意味し、主語の一部となります。
- **have removed**(ハヴ リムーブド)は現在完了形で、「取り除いた」という意味です。**remove** の過去分詞 **removed** が使われています。
- **the same number of stakes**(ザ セイム ナンバー オブ ステイクス)は目的語で、「同じ数の杭」を意味します。
#### 単語解説と発音
- **rather**(ラザー):むしろ
- **continue**(コンティニュー):続く
- **until**(アンティル):~まで
- **both**(ボウス):両方
- **remove**(リムーブ):取り除く
- **same**(セイム):同じ
- **number**(ナンバー):数
- **stake**(ステイク):杭、棒
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この文では、ゲームの進行方法について説明されており、両チームが同じ数の杭を取り除くまでゲームが続くことが述べられています。**Rather** という副詞を使うことで、前文の内容を否定し、代わりに本当のルールを説明しています。文法的には、**until** を使って「~まで」という時間的な制約を示し、現在完了形 **have removed** で「取り除く行為が完了していること」を表現しています。
文8を丁寧に訳し、文法事項と単語の解説を行います。
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### 文8
**In a sense games are practice for "real life"; they reflect the (3) culture in which they are played.**
#### 訳
ある意味で、ゲームは「現実の生活」の練習です。それらは、それらがプレイされる文化を反映しています。
#### 文法事項
- **In a sense**:
- **In a sense**は副詞句で、「ある意味で」という意味です。文頭に置かれ、発言や意見を少し和らげるニュアンスを持たせています。
- **games are practice for "real life"**:
- **games**は主語で、「ゲーム」を意味します。ここでは一般的な「ゲーム」を指します。
- **are**は動詞で、ここでは **be動詞** の **are** を使って「~である」と述べています。
- **practice**は名詞で、「練習」という意味です。
- **for "real life"**は前置詞句で、「現実の生活のための」という意味です。
- **they reflect the (3) culture in which they are played**:
- **they**は代名詞で、「それら(ゲーム)」を指します。
- **reflect**は動詞で、「反映する」という意味です。
- **the culture in which they are played** は関係代名詞 **in which** を使った構文で、「それらがプレイされる文化」という意味になります。**culture** が主語で、**in which** は「~で」と説明しています。
#### 単語解説と発音
- **sense**(センス):意味、感覚
- **practice**(プラクティス):練習
- **real life**(リアル ライフ):現実の生活
- **reflect**(リフレクト):反映する
- **culture**(カルチャー):文化
- **in which**(イン ウィッチ):~の中で
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この文では、ゲームが現実の生活の模擬練習であり、同時にゲームが行われる文化を反映していることが述べられています。文法的には、**in which** の使い方がポイントで、「文化」という名詞を修飾する形で使われています。
問題の解説
### 問題1
**空欄 (1a), (1b), (1c) をそれぞれ埋めるのに適した動詞を次の中から選び、正しい形に直したものを記しなさい。**
**選択肢:** add, begin, make, prefer, resemble, take
#### 解説:
- **(1a)**: "resemble" を選びます。この単語は「~に似ている」という意味です。
- **本文該当箇所:** "The Tangu, who live in a remote part of New Guinea, play a game called taketak, which in many ways (1a) bowling."
- **訳:** タング族は、ニューギニアの遠隔地に住んでおり、タケタクと呼ばれるゲームを行っていますが、それは多くの点でボウリングに似ています。
- **文法事項:** ここでは、**resemble** が適切です。**resemble** は「~に似ている」という意味の動詞で、**in many ways**(多くの点で)という副詞句と共に使われています。
- **(1b)**: "make" を選びます。この単語は「~を作る」という意味です。
- **本文該当箇所:** "The game is played with a ball that has been (1b) from a dried fruit..."
- **訳:** このゲームは、乾燥した果物から作られたボールを使って行われます。
- **文法事項:** ここでは **make** を過去分詞形にして **has been made** とするのが適切です。**make** は「作る」という意味で、ここでは受動態で使用されています。
- **(1c)**: "take" を選びます。この単語は「~を取る」という意味です。
- **本文該当箇所:** "Members of the first team (1c) turns throwing the ball into the set of stakes..."
- **訳:** 最初のチームのメンバーは、順番にボールを杭のセットに向かって投げます。
- **文法事項:** ここでは **take** が適切です。**take turns** は「順番に~する」という意味の熟語です。
### 問題2
**(2)を補うのに最も適するものを、次の①から④から1つ選びなさい。**
**選択肢:**
1. Winning is everything.
2. Winning is not important at all.
3. Winning is as important as losing.
4. Winning is not as important as losing.
#### 解説:
- **選択:** ④ "Winning is not as important as losing."
- **本文該当箇所:** "The object of the game, surprisingly, is not to knock over as many stakes as possible. Rather, the game continues until both teams have removed the same number of stakes."
- **訳:** 驚くべきことに、このゲームの目的は、できるだけ多くの杭を倒すことではありません。むしろ、ゲームは両チームが同じ数の杭を取り除くまで続きます。
- **文法事項:** ここでは **not as important as** の構造が適切です。これは「~ほど重要ではない」という意味です。
### 問題3
**下線部 (3) の ( ) 内の単語を正しく並べ替えなさい。**
**正解:** "the values of the culture in which"
- **本文該当箇所:** "they reflect the (3) culture in which they are played."
- **訳:** それらは、それらがプレイされる文化を反映しています。
- **文法事項:** ここでは関係代名詞 **in which** が使われており、「~の中で」という意味を持ちます。**the values of the culture** は「文化の価値観」を意味します。
### 問題4
**下線部 (4) のルールの特徴を日本語で説明しなさい。**
- **本文該当箇所:** "In fact, when Europeans brought soccer to the Tangu, they altered the rules so that the object of the game was for two teams to score the same number of goals."
- **訳:** 実際、ヨーロッパ人がサッカーをタング族に持ち込んだとき、彼らはルールを変更して、両チームが同じ数のゴールを決めることをゲームの目的としました。
- **文法事項:** ここでは **so that** が「~するために」という目的を示しています。
### 問題5
**(5)を補うのに最も適するものを、次の①から④から1つ選びなさい。**
**選択:** ③ "more interested"
- **本文該当箇所:** "They are highly competitive; there are always winners and losers."
- **訳:** 彼らは非常に競争的です。常に勝者と敗者が存在します。
- **文法事項:** **more interested** は比較級で、「より興味を持っている」という意味です。
### 問題6
**(6) を補うのに最も適するものを、次の①から④から1つ選びなさい。**
**選択:** ④ "in the same way"
- **本文該当箇所:** "If we speak in soft, loving tones on the telephone... such calls will prove almost too attractive to our cats who are listening nearby."
- **訳:** もし私たちが電話で優しい愛情のこもった声で話すと、そのような呼びかけは近くで聞いている猫にとって非常に魅力的であることが証明されるでしょう。
- **文法事項:** **in the same way** は「同じ方法で」という意味です。
### 問題7
**(7)を、日本語に訳しなさい。**
- **本文該当箇所:** "The values of the culture in which they are played."
- **訳:** それらが行われている文化の価値観。
- **文法事項:** **in which** は関係代名詞で、「~の中で」という意味を持ちます。
### 問題8
**本文の内容に一致するものを、次の①から④から1つ選びなさい。**
**選択:** ② "Games reflect what people value highly and what they do not value highly."
- **本文該当箇所:** "The object of the game, surprisingly, is not to knock over as many stakes as possible."
- **訳:** このゲームの目的は、できるだけ多くの杭を倒すことではありません。